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書物の破壊の世界史 - シュメールの粘土板からデジタル時代まで

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書物の破壊の世界史 - シュメールの粘土板からデジタル時代まで 出版:紀伊國屋書店 著:フェルナンド・バエス 訳:八重樫克彦/八重樫由貴子  3,850円(本体3,500円+税) サイズ B6判/ページ数 739p/高さ 20cm 「もはやわれわれの記憶は存在しない。 文字や法律の揺りかご、文明発祥の地は焼失した。 残っているのは灰だけだ」 (2003年、バグダード大学教員のことば) 「55世紀もの昔から書物は破壊されつづけているが、その原因のほとんどは知られていない。 本や図書館に関する専門書は数あれど、それらの破壊の歴史を綴った書物は存在しない。何とも不可解な欠如ではないか?」  シュメールの昔から、アレクサンドリア図書館の栄枯盛衰、ナチスによる“ビブリオコースト”、イラク戦争下の略奪行為、電子テロまで。 どの時代にも例外なく書物は破壊され、人類は貴重な遺産、継承されるべき叡智を失ってきた。 ことは戦争や迫害、検閲だけでなく、数多の天災・人災、書写材の劣化、害虫による被害、人間の無関心さにおよぶ。 幼少期に地元図書館を洪水によって失った著者が、やがて膨大量の文献や実地調査により、世界各地の書物の破壊の歴史をたどった一冊。 ウンベルト・エーコ、ノーム・チョムスキー絶賛! (原題:NUEVA HISTORIA UNIVERSAL DE LA DESTRUCCION DE LIBROS.)

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