出版:東京堂出版
著:池内紀
2,420円(本体2,200円+税)
サイズ B6判/ページ数 271p/高さ 20cm
ドイツ文学者でエッセイストの池内紀さんが、ドイツのさまざまな地域の職人を訪ね歩き、話に耳を傾け、その職業の特徴や魅力、歴史背景、いまの社会での役割などを紹介したエッセイ集。
ここにあげられる職業は、すべて今も、そのまま、あるいはかたちを変えるなどして残っているものばかり。「時計師」「ビールづくり」「古書店」「活版師」などといった、ドイツの社会・文化史を色濃く反映する職業が並んでいます。すべてに1点以上の写真または図版を入れ、ひとつひとつ読み進めながらその時代、その地を実際にめぐっているかのような追体験ができる、読み手にとってエッセイならではの良さを味わえる一冊。